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現場日記/2012-07-04

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2012年度版「木造住宅と補強方法」の講習会

大宮ソニックシティで開催された、2012年度版「木造住宅と補強方法」の講習会に参加してきました。

2004年に大幅改定された現行の耐震診断ですか、今回は実情に合わせた小幅改定が行われました。
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2004年度版(全364ページ)    2012年度版(本編168ページ、例題・資料編232ページ)

現在当社が行っている一般診断法で、評点に影響がある主な変更点は以下の通りです。

1.壁配置バランス(偏心率)が細分化

2004年版では建築基準法の30%以上で低減がかかっていましたが、2012年度版では理想値の15%以上から低減がかかるようになりました。
平成7年度版(旧茶本 ← 知っている建築士は相当ベテランです)では、1/(3.33Re+0.5)の計算式で、偏心率15%以上は低減がかかっていましたので、2004年度版で低減係数が不連続になってしまったのは実情に合わないと思っていましたので、2012年度版での復活は納得です。

2.面材の追加等

和室の塗り壁下地であるラスボードが追加されました。
2004年度版では、ラスボードは厚さ9.0mm以上でなければ耐力面材として認められておらず、下塗り材は考慮されていませんでした。
しかし、現場で使用されるラスボードは7.0mmであり9.0mmを使用している住宅なんて診断したことはありません。
実際は、仕上げ材の下塗りとして石膏プラスターを10mmほど塗っており、ボード7.0mm+下塗り材10mm+仕上げ材3mmで20mm程度になりますので、感覚的にはクロス下地の石膏ボード12.5mmよりは強いと感じていましたので、2012年度版で一般的な和室の「ラスボード下地しっくい塗り」(1.3kN/m)が「石膏ボード」(1.1kN/m)より強い面材として追加されたのは実情に合っていると思います。
また合板(厚3mm以上)も追加されました。
押入れの壁で使用されておりますが、これまでは強さなしでしたが、0.9kN/mと認定されました。

3.開口部分の耐力の細分化

2004年度版では、窓の取り扱いは必要耐力の25%を雑壁として無条件で算入していましたが、2012年度版では窓型(垂れ壁+腰壁)で0.6kN、掃出し窓(垂れ壁のみ)で0.3kNと規定されました。
従来は水廻りの窓型も居間等の掃出し型も開口部として同じ扱いでしたが、今回の改定で壁配置(偏心率)がよりシビアに計算されることになります。

2012年度版では、2004年度版の実情にそぐわなかった点がかなり改善されています。
また壁バランスや接合部係数などが不連続であったためある値を境に大きく数字が切り替わっていたところも連続性を持たせる、また開口部の評価が細分化されるなど、精密診断との差が少なくなっています。
劣化度の取り扱いの変更も含めて、2012年度版は2004年度版よりも評点が厳しくなることが予想されますので、評点1.0をクリアーするための改修費用は現状より増えることになると思われます。

その他として、今回は「指針と解説編」「例題編・資料編」の2部構成になりましたが、調査方法についての記述が充実しています。
「筋かいの有無」「接合金物」「壁厚さ」などの確認方法や事例が写真も豊富に詳しく解説してあり、経験の浅い建築士でも一定の診断ができるようになると思います。

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以前、新座市建築指導課の職員とお話しした際に『階段下のトイレ壁(上端は天井ではなく階段下まで)を耐力壁で算入している診断書があるんだけど適切でしょうか?』と質問されたことがありますが(もちろんNOです)、少しはいい加減な耐震診断が減ることを期待します。

最近は助成金を利用する耐震診断の実施者に、建築防災協会の講習会の受講者であることを条件に付す治体治体が増えてきていますが良いことだと思います。

*受講修了証です。



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